2009.05.10(日)
和田宿 農家レストラン 母さん家 地図はありません
 長野県小県郡長和町和田
中山道を経由し上田方面の温泉へツーリングに行った途中、長和町の和田宿で見つけた、『農家レストラン かあちゃん家』。昔の旅籠を修復して開かれた店だという。気ままなソロ・ツーリング、こういうのを見るとついふらっと立ち寄ってしまいます。

 

松本から塩尻峠を越えますが、R20号を途中で高ボッチ山方面へ左折し、旧中山道を使いました。
道幅は車1台分くらいで狭く、しかも急坂。
旧塩尻峠を越えると、諏訪湖が広がりました。すぐ下に長野道が見えます。岡谷ICのトンネルのところですね。

岡谷からR142号に入り、有料道路の新和田トンネルの入り口まで来ると、左折して旧和田峠へ。この峠道は、道が荒れていて曲がりくねった、なかなか楽しいテクニカルコース ^^ 和田峠を降りると、古い建物がありました。江戸時代から明治時代まで、旅人に粥や暖を与えたり、牛馬に煮麦を与えたりしたそうです。

その建物の中には、囲炉裏、釜戸、腰掛があるだけの質素なものでした。 再びR142号へ合流し、『中山道 和田宿』の案内板を見つけて左折。ここは、宿場町の面影がわずかに残る小さく静かな街道でした。

街道沿いに見つけたのが、かあちゃん家。築150年以上たった旅籠を修復して農家レストランとして、地元のお母さん達によって開かれたそうです。お昼にはちょっと早かったのですが、そのたたずまいにふらっと立ち寄りました。 中はしゃれた感じではなく、生活感のある古民家風でした。障子は開け放たれ、初夏の涼しい風がよく通り、気持ちが良い。汗ばんだライディング・ウェアを脱いで、ほっとするひとときです。

そば、うどん、すいとんなどがあります。煮物定食も美味しそうですね。

手打ちざるそば(800円)を注文しました。

漬物、蕎麦ようかん、ほうれん草とにんじんのおひたしも付いています。おひたしが薄味で美味しい。

蕎麦は、もっちりとして甘味がある美味しい田舎蕎麦。

お腹いっぱいになり、和田宿を出てR142号を北上、途中で旧中山道の松並木に立ち寄りました。 中山道を外れ、R152号へ入りさらに北上。東御市にある、『信州八重原温泉アートビレッジ明神館』へ行きました。小高い丘に建ち、正面に浅間山が見える、眺めのよいところです。

ここの露天風呂は、さえぎるものが何もなく、田園風景、集落、そして浅間山が目の前です。なんてすばらしい温泉でしょう!しかも、お客がだ〜れもいなくて貸切状態 ^^ 温泉の温度を測りにきた館の人としばらく話し込みました。田んぼに水が張られたので、夜はカエルの大合唱になるそうです。

帰りは県道62号で武石峠を使いました。平地では30℃に達していたのに、ここにはまだ雪が残っていました! 武石峠から松本平へ降りる道は、路面状況の良いワインディング・ロード。一気に松本まで行きます。


ツーリング途中で偶然見つけた、素朴な蕎麦屋。暑い日でしたが古民家の中は、信州の初夏の涼しい風がとっても心地よかったです。