酔っ払ライダーの旅録
奥飛騨温泉郷 福地温泉ツーリング 2008.7.27(日)
   梅雨も明け、日本列島は連日の猛暑。標高600mの松本でさえも、
   ギンギンに照りつける真夏の太陽に、うだるような暑さ。
   しかしここは信州。バイクで少し飛ばせば涼しい別世界があります。
   松本からさらに標高の高い、奥飛騨温泉郷の福地温泉を目指しました。
   ただ、気がかりなのは天気。「大気は非常に不安定で午後から雷雨」。
   ま、雨に会うのは覚悟の上で出かけよう。

松本の隣町、波田町はスイカの名産地。JA松本すいか村には、よく実ったスイカが並んでいました。前日にネットでスイカを注文していたので、ここは日記用に写真を撮っただけ ^^;

「どすいか」土肥農園さんのHPはこちら


  R158は波田町を過ぎると再び松本市へ入る。変な感じです。

アーチ式の奈川渡ダム。いつもは通り過ぎるだけでしたが、この日は停まって写真を撮ってみました。こんなに大きなダムだったんですね。
ここから沢渡(さわんど)を過ぎ、上高地への入り口を過ぎると、安房トンネルか安房峠かの分かれ道。当然、ワインディングと景色が楽しめて、しかも無料の安房峠を選びます。
松本市のお隣は、岐阜県高山市。市町村合併でなんだか距離感が変になりそうです。
安房峠の下りは、DUCATI、BMWのリッターバイク3台の後ろに付きました。なかなかいいペースで飛ばすじゃないですか。1台が道を譲ってくれて、2台の後ろに付くと先頭もよそ者?の存在に気づいたのか、さらにペースアップ。あっという間に平湯温泉街へ付きました (^^;


   福地温泉は、平湯温泉からほどなく行ったところを左折。
   ここにはクマ牧場があるらしいがパス。


福地温泉には朝市があります。11時くらいに着きましたが、閉店前に間に合いました。昔は田舎へ行けばどこにでもあった懐かしい看板がオブジェになっていました。


キンキンに冷たい山の水で冷やされた野菜や果物。
キュウリに塩を振ってガブっ。桃も甘酸っぱくて旨い。

面白そうなお土産の数々。和牛ハンバーグはこの日の晩御飯用に買いました。「飛騨牛」とは書いていなかったです (^^;
味は、、、まぁそれなりでした。


    お腹が空いたので、たまりせんべいを食べました。
    ふんわりサクサク、ちょっと焦げたたまりの風味
    が後を引きます。


朝市の隣にある「むかし話の里」に共同温泉がありました。
内湯には黒い湯の花が浮かび、なんだかほっとするお湯です。露天風呂にはなぜか湯の花はなく、お湯の質も違う感じがしました。断然、内湯の方が良かったです。


同じ施設内に食事処があり、囲炉裏には岩魚が焼かれています。岩魚定(1,300円)を注文。岩魚はもちろん、囲炉裏で焼かれていたもの。岩魚も美味しいのですが、感動したのはご飯。ふっくらツヤツヤのとても美味しいご飯でした。ここはおばあちゃん二人がやっていました。全然商売っ気がなく、普通の民家でご飯を頂いているような感じ。なんとも落ち着くなぁ。
食事中に雷がゴロゴロ言い出し、あっという間に土砂降り。雨に濡れる山を縁側に座って眺めながら、小一時間ほど夕立が通り過ぎるのを待ちました。


 雨がやんだので福地温泉を出ましたが、またもやポツリポツリ。
 仕方なく蒸し暑いカッパを着て安房峠まで。


    安房峠の峠の茶屋跡で、座布団を敷いてこちらに背
    を向けるおじさんが。いったい何をしてるのか??


    なんとこのおじさん、お湯を沸かして抹茶をたてて
    遠くの山を見ながら一服していました。なんだか、
    「路上宴会」に近い精神じゃないかと、変に共感を
    してしまった自分 ^^;


この後、松本市内に入ってから集中豪雨と雷のとんでもない天気になり、突風と大雨でカッパも用をなさずびしょ濡れ。雨の覚悟はしていましたがこんなにひどいとは!
奥飛騨温泉郷 福地温泉はとっても涼しく、そしてひっそりとしたまさに秘湯の里。お気に入りの温泉となりました。


全走行距離 160km