酔っ払ライダーの旅録
万座温泉・上信スカイライン ツーリング 2008.10.12(日)

10月の三連休、信州の紅葉を楽しむには絶好の日。今を逃すとすぐに冬がやってきます。この日は天気も晴れるとのことなので前回断念した『万座温泉』、そして標高2000mの山岳道路『上信スカイライン』へ行くことにしました。きっと、真っ青な空と紅葉のすばらしいコントラストが楽しめるはず、と期待してXJR1300で走り出しました。

松本から三才山トンネルを抜け、R254、R152、R18と走ります。R18を左折し湯の丸高原の地蔵峠を越えます。この峠越えは快適なワインディングロード。4輪の峠族のタイヤ痕が・・・。夜は危険地帯のようですねぇ。地蔵峠は標高1,700m。ちょうど紅葉がピークでした。


R144を左折し、『万座ハイウェー』へ入ります。2輪車の通行料は700円。ちょっと高いですが、快適な道路で納得価格。カっ飛んで行く大型バイク軍団もいましたが、観光シーズンで交通量の多い時、飛ばしすぎは危険だよ!


万座温泉へ来ると、硫黄のにおいがします。荒れた岩場からはガスがもくもくと吹き出ています。写真の岩場中央から出ているの、分かるかなぁ。火山地帯の荒々しい風景は独特。温泉も楽しみですねぇ。


目当ての温泉は『万座温泉ホテル 日進館』。日帰り客は遠くの駐車場に停めさせられます。写真のホンダDN-01は赤の他人様 ^^; 鈴鹿ナンバーのバイクでした。自分は鈴鹿高専出身なので、ちょっと懐かしい。今は鈴鹿ナンバーができたのですね。遠くからお疲れさまです。

温泉は、内湯と野天風呂に別れます。入浴料は1,000円、さすがりっぱなお値段。まずは内湯から。ログハウス風の大きな浴場に5種類の風呂があり、基本は白濁した硫黄臭たっぷりの源泉。三連休ですから、やっぱりイモ洗い状態 ^^;。でもそれも開店直後のためだったようで、だんだんと空いてきました。お湯はさすがにすばらしい。5種類すべて、ゆっくりとつかりました。


野天風呂へはいったんホテルを出ます。離れにある脱衣場へ行き、風呂場へ出ると・・・。囲いも塀も何もない!ガスが吹き出る岩場を遠くに眺められる、すばらしい景色! お客もほとんどなく、心ゆくまでまった〜りとしました ^^v


ホテルの売店で売っていた、『溶岩塩』を使ったというおにぎり(400円)。 味は、いたって普通のおにぎりでした ^^;



温泉を出て、万座温泉からさらに奥へと進み、標高2000m地帯の尾根に沿った上信スカイラインを走ります。数キロ走ったところで、高山村の子安温泉方面へ下る別れ道になります。そちらへは下らず、『毛無峠』へ向かい左折します。林の中かから時々現れる北アルプス。気合を入れて撮った一枚ですが、バイクのシートにグローブが。しかも片方だけ・・・。気づかなかったなぁ ^^;


絶景なのですが、青空は消え、雲がかかってきました。さらに、この一枚を最後にデジカメがまたもや起動せず! どうやら電池の寿命のようです。 これからいい景色をいっぱい撮るはずだったのにぃ〜っ! ここからは、やむなく携帯電話のカメラで撮影。画質がガクっと落ちますがご容赦を m(. .)m 


毛無峠へ到着。なんともいや〜な名前だが、その名のとおり樹木がない。上信スカイラインはここで行き止まり。眼下の谷に向かって、廃坑になった坑道がつづら折れに見えます。


北西方向には北アルプスの眺め。


南方向には浅間山。山頂から噴煙が出ていました。画質が悪くてわからないなぁ。


ここも北アルプスが見える美しい場所でした。崖っぷちに立って写真を撮っている人が見えます。


黄色を基調とした紅葉もピークでした。雲ってしまい寒さもハンパではありません。そろそろ引き返し、万座から志賀草津道路へ出て帰ることにします。


快適なはずの志賀草津道路が大渋滞! 3時頃ですが登ってくる車がどこまでも列を作っています。この車達が目的地へ着くのはいったいいつになるのでしょう??


バイクを停めて、この写真を撮っていたばかりに観光バスに行く手をはばまれることに・・・>_< 結局、渋滞は草津へ降りてR144へ左折するまで続いていて、すり抜け走行で神経を使い、と〜っても疲れました。



かんじんの上信スカイラインで雲ってしまい、天気はいまいちでしたが、それでも普段は目にすることのできないすばらしい景色をたっぷりと楽しむことができました。帰りの渋滞で時間を使い、松本へ着いた頃には日も暮れ、寒さで体が芯から冷え切ってしまいました。帰宅後すぐにお風呂に入りあったまり、日本酒でさらにポカポカに ^^ それにしても、万座温泉の硫黄のにおいがしばらく鼻から離れませんでした。すごい温泉です。

全走行距離 266km