酔っ払ライダーの旅録
岡谷 神渡醸造元 蔵開放 2009.4.5(日)

春は、新酒が搾られ、また蔵元の仕込みが終わる季節です。この時期に日本酒を呑めるイベントが多いようです。この日は、岡谷市の蔵元「神渡(みわたり)醸造元」の蔵開放がありました。3月下旬に上諏訪の呑み歩きがあったばかりですが、朝の10時の開場目指して行って来ました。

岡谷の街中にある神渡醸造元。小さな地酒の蔵元です。門をくぐるとあったのは松尾神社。お酒の神様とのことです。

受付で入場料300円を払うともらえるのがおちょこ。これで今日は呑み放題です^^

まずは豚汁で腹ごしらえ。この日は肌寒かったのでしっかりと暖まりました。甘酒もありました。

地酒アイスもありました。寒かったのでこれはパス。わたがしは子供達に大人気です。

さあ、いよいよ呑み放題です。車の運転手にはこんな札が渡され、当然試飲も禁止。


まず始めに、利き酒。まず、1〜5の5種類の酒を呑み、その後イ〜ホを呑んで当てるというもの。後戻りは禁止!1〜5でそれぞれの味の違いがはっきりとわかり、自信満々でイ〜ホを試飲。しか〜し、その頃には味の違いがわからなくなり、「え〜い、こうだっ!」と決めて係りの人へ提出。「ひとつだけ当たっています」・・・。自分の味覚なんてこんなものか〜^^;


お次は、神渡醸造元の全種類が試飲できるコーナーへ。なんと27種もの日本酒がありました。もちろん、ぜ〜んぶ試飲。昼間、いや、朝っぱらからい〜い感じに酔っ払ってきました^^


最後に蔵の見学。蔵は木造の古い建物。中は薄暗く、タンクがぎっしりと並んでいます。

蔵の中で試飲させてくれたのが、純米の料理酒。タンクから直接汲み取ったものを試飲です。これが若々しい果実のようでとっても美味しい!お代わりしてしまいました。

急な階段を登り、2階の仕込みの作業場を見学します。この部屋で米を蒸して、太いホースで製麹室へ送るそうです。

酵母や酒米などの見本も見せてもらえました。このガラスの向こうの部屋が製麹室。この中は見学できませんでした。


最後に展示の部屋に行き、見学終了。この頃には完全に酔いがまわり、い〜い気分で神渡醸造元を後にしました。

300円でこんなに呑めて楽しめるなんて、神渡醸造元さんに感謝です。この後、上諏訪の『舞姫酒造』さんへ。民事再生法適用、とのニュースが流れ心配しましたが、お店の方は「大丈夫ですよ。営業は続けます。」とのこと。日本酒の素晴らしさを、もっと多くの人に知ってもらって、地酒の業界が元気になることを願います。